「男はつらいよ」45周年記念 私と寅さん

私は寅さん

なかむらしんじさま (50代~ ) 関西 在住

おそらく、多くの方とは全く違う≪私と寅さん≫になります。
ボクは子供のころから寅さんは好きで、テレビで放映されれば喜んでみていました。
自分で映画館に通うようになったのは、都はるみさんのあたりからだと思います。
その後はほぼ毎回リアルタイムで見ていましたが、
満男君の恋物語が入るようになってからは、通っていないような。。。
この間のボクにとっての『男はつらいよ』は、
いい映画、ノスタルジックに浸れる映画、でした。
それまでに、周りから「お前は寅さんみたいだ」と言われても、
放浪癖のある自由気ままな自分に対するあこがれも含めた言葉と受け取り、
いい気になっていましたが、
去年でしたか、いや、一昨年でしたか、
DVDが特別企画で手に入りやすくなった時期がありました。
その時に、少しずつ古いものから購入させていただき、
子供のころに見た記憶のあるものも、あらためて見てみたわけです。
本当にオレは寅さんだ。と、思いました。
女性に対するスタンスもそうですが、
これはある意味、ヨシッとしているところがありまして、うれしくもあるのですが、
生き方ですね。
はじめのころの作品を見ていると、分かりやすい。
博に説教されてます。
時代が下ってきますと、博は憧れ的な思いを口にしますが、
初期のものは、くっきりと説教してる。
自分の無責任さを反省させられる映画となりました。
そういえば、古い友人からこんなことを言われたことがありました。
「お前は言ってみりゃ寅さんみたいなもんだ、
 他人として見てりゃおもしろいが、身内にしてみたら困ったもんだぞ!」
この言葉が、今になって、やっと、
本当の意味で理解できたというのが
生まれて半世紀を過ぎた今の自分の正直な心境なのです。
≪寅さん≫
それは、自分を見ているようで恥ずかしくもあり、
また、安心して見ていられる心地良い映画です。


父と寅さんと私

えっちゃんさま (40代~ ) 関西 在住

私が寅さんと出会ったのは4才の時。
父と母に連れられてお正月、映画館で犬神家の一族と寅さんの豪華2本立てを観に行ったのです。犬神家の一族は怖くてほとんど目をつむっていたのであまり覚えておらず、ギャップで寅さんの面白いこと、面白いこと。
それから、テレビで放映される度に、父と一緒に見ていました。

家族を愛してるのに不器用で、うまく伝わらずに、あばよと旅に出て行く…その様は父と重なって見えました。
義理人情に厚く、困っている人は放っておけず、他人と正月を過ごしたことも。晩酌しながら鬱憤を家族にぶつけ、ひと暴れして飲みに行ってしまうところ。

数年前、テレビで48作一挙放送をビデオに撮り、父に貸し出しました。
「お父さん好きだから毎日見てるよ」って母が教えてくれました。
「やっぱり寅さんはいいな」と父。
晩年は母の介護に一生懸命だった父。そんな寅さんみたいな父も母を残して、今年の3月に亡くなりました。
寅さんが好きだった父、寅さんみたいな父が好きだった私。

DVD48作を購入しました。
できれば、父と笑いながら見たかった。
故人を思い出しながら、またゆっくりと見ていきたいと思います。


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