「男はつらいよ」45周年記念 私と寅さん

私と寅さん

佐藤利明さま (50代~ ) 関東 在住

 ぼくは文化放送で「みんなの寅さん」という番組の構成とパーソナリティをつとめております。現在は「新・みんなの寅さん」のタイトルで、スタート以来四年目を迎えました。
 これもひとえに、番組をお聞きくださっている、リスナーの皆様、ファンの皆様のご支持あればこそと、ひとえに感謝いたしております。

 コラムや番組でも申し上げてまいりましたが、ぼくと「寅さん」の出会いは、今から45年前、6歳のときに第1作「男はつらいよ」を家族で観たのがきっかけです。さくらの見合いの席で、酔った寅さんがさくら(櫻)の名前の由来について「二階の女が気にかかる」と話すシーンがあります。調子づいた寅さん「しかばねに水と書いて尿」と、漢字のなりたちについて、自分が如何に感心しているかを滔々と語る場面、これがとにかく面白かったのです。
 ストーリーや人間関係を理解する、しないではなく、寅さんの鮮やかな口跡に魅了され、ぼくにとって「寅さん」は特別な存在となりました。とにかく面白く、とにかく楽しい。寅さんと舎弟の登(津坂匡章)が楽しげに旅をする姿や、茶の間でのおおげんか、旅先でのマドンナとの出会い、見た事もない風景など、ぼくは「男はつらいよ」を通して「映画」というものの魅力を知ったのかもしれません。

 それから45年間。ぼくはずっと「寅さん」と「男はつらいよ」に触れて生きてきました。「人間はね、理屈じゃ動かないんだよ!」と博に言い放つ寅さん!
「男が女に惚れるのに、年なんかあるかい!」という情熱的なことば!
素直に人に「ご苦労さん」と声をかける寅さん!
 知っているはずなのに、何度も観ているはずなのに、新たな発見があり、新たな感銘があります。

 寅さんを語ることは、自分を語ることでもあり、寅さんを観ることは、あの頃の日本人にもう一度出会うことでもあります。たかが映画、されど映画です。ぼくは、ぼくの人生で、「男はつらいよ」とともにある喜びを噛み締めながら、今日も奮闘努力をすることが出来るのです。


営業のバイブルは寅さん。師匠なんです!

清水わたるさま (30代~ ) 関東 在住

大学を卒業し、入社一年目の若かりし頃、 初の夏休み1週間で、
1日7〜8本、15、6時間にわたり 寅さんビデオを貪るように全巻を観てた。

当時同居していた親父の方が、『いつまで続くんだ?』と呆れていた。
本を露天で売るシーンは、営業ノウハウの集大成。
でもそこで培ったことはノウハウではなかったと、アラフォーになった今気づいた。

心底から出る人情であり、信頼関係の大切さを最近つくづく感じる。
これこそがボクの財産になっている、と。

寅さんに背中さすってもらいながら、お前なら大丈夫! ・・・なんて言ってもらえたらなんでもできる気がするなぁ。


寅さんを見てみたら本当に良かった!

寅さんファン初心者さま (30代~ ) 関東 在住

私は柴又帝釈天での、寅さん上映会イベントに行きました。

それまではテレビでちょっと名シーンが取り上げられるのを見たくらいで。
誰もが知ってる、でも、きちんと作品を見たことはまだない、
という私のような 人も、20~30代の中には結構いるのではないでしょうか。

当日は、第1作をみんなで座布団に座って観ました。

「笑いながら泣いてしまう、不思議な魅力がこんなにあふれた作品」だったとは!

結婚する妹さくらのことを大切に想って行動する寅さんの、兄としての気持ちを、
見ている自分までひしひしと感じた気がします。(妹もいないのに。笑)

まだ見たことのない人にも、ぜひ見てもらいたい。
素直にそんな気持ちになれた・・・これが、私が寅さんと出逢った時の想い出です!


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