「男はつらいよ」45周年記念 私と寅さん

寅さんでみんなが笑った

このみさま (30代~ ) 中部、東海 在住

食卓を囲む家族の団らん。祖父母と父と私。
その輪の中心には、寅さんがいました。
夕飯を食べながら寅さんを見るのが、私たち家族の楽しみだったのです。

私たち家族は、みんな寅さんが大好き。寅さんだけではありません。柴又のみんなは、まるで私たちの本当の身内のよう。さくらや、おいちゃんおばちゃんがいるお茶の間が、私たちの食卓と繋がっているかのように、テレビの前で泣いたり笑ったり、寅さんのことを心配したりしました。

私が結婚し、実家で寅さんを見る機会は少なくなってしまいましたが、それでも帰省した際には父がおもむろに寅さんを流し始めます。
祖父が声を上げて笑い、祖母が前のめりで寅さんの話を聞きます。私はそんな家族たちを見て、とても幸せな気持ちになれるのです。

私たちが寅さんを忘れない限り、いつまでのこの食卓は柴又へと繋がって、寅さんはいつまでも生き続けるんじゃないかと思います。


母校でロケ

米山浩道さま (50代~ ) 関東 在住

私も生まれも育ちも住まいも葛飾です。小中高校も葛飾区内。
シリーズの26作目『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』の伊藤蘭さんが通う学校のロケが、私の母校でした。当時私は高校2年生。

ロケ当日は、土曜日。
出演者の控室が校長室でした。
私は校長室の前の廊下を当番として掃除していると、マドンナ役の伊藤蘭さんが一人で校舎内に入って来ました。

私はその時、ボーッと蘭さんを校長室に入って行くのを見惚れていました。

その後、本篇を鑑賞すると学校周辺の他に、蘭さん扮するすみれのバイト先のコンビニも私がチョクチョク寄る店で(店のオバチャンも出演)あり、非常に親近感が湧いてしまいました。

個人的には『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』は忘れられない作品です。


似てるでしょ?

リアル東 京一郎さま (40代~ ) 関東 在住

東京生まれの東京育ち両親のもと、葛飾区金町で生まれ育った私には、田舎と言うものがありませんでした。子供の頃、夏休みなどに、同級生が田舎へ遊びに行くのを羨ましく思ってました。
インテリではないですが、大学を出て転勤のある会社に入り、13回転勤し、全国津々浦々まわらせていただきました。全国どこに行っても、寅さんの足跡を見つけることができました。
きっと寅さんも、私と同様に、田舎に対する憧れを持ち、旅暮らしだったんじゃないかなって思います。旅で出会う酒、メシ、そしてマドンナ。なんとも言えない出会いに憧れを持っていたんじゃないですかね。でもそれは、帰れる故郷があるからなんですよね。
今年10年4カ月振りに帰京し、今、42歳。独身。雑貨卸の会社員です。似てるでしょ?寅さんに。


寅さんの映画で家族の絆が生まれる

矢野光映さま (50代~ ) 関東 在住

寅さんをこよなく愛した下町生まれ、江戸っ子の父親の三番目の娘として生まれた主婦です。映画館にも足を運びましたが、夕飯後に必ず家族みんなでテレビで寅さんの映画を見ていたことを今でも思い出します。何度も恋に破れながらも、いつも相手のことを思いやる寅さんに、名物教師だった、今は亡き父の顔を見ると、鼻を真っ赤にして、ぐすんとぐすんと目には泪いっぱい。我が家の夕飯は、笑と涙に溢れて、うちと同じ感覚にほっとして、和み、楽しい時間となりました。我が家がみんなで笑いあえるということも寅さんのお蔭です。また寅さんの柴又の家の生活風景と庶民的感覚が我が家にとても似合っていました。毎回変わるマドンナたちー吉永小百合さん、浅丘ルリ子、檀ふみたち、寅さんの物語と共に、素敵な女優さんにスクリーンで会えるのもまた楽しみ!他に倍賞千恵子や笠置衆、三崎千恵子などベテラン俳優陣も映画を一層盛り立て、寅さんの心も物語も、寅さんと同じように8月に旅立った父の心にも私にも息づいております。寅さんよ永遠なれ~。素晴らしい感動をありがとうございました。


寅さん川柳

TORAさま (50代~ ) 関東 在住

江戸川の 渡しの風に 旅の人

うなぎ釣れ 師の元馳せる 日暮れ道


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