「男はつらいよ」45周年記念 私と寅さん

毎日寅さん

酒井啓吾(カケちゃん)さま (50代~ ) 関西 在住

寅さんを劇場で見だしたのはシリーズ半ばだったと記憶しています。
ほんと正月は寅さんを見に行くのが当たり前となっていました。
しかしシリーズが終わってしまい、ぽっかり穴が開いてしまった私は暫く寅さんを忘れていたようでした。

しかしふとしたことから寅さん愛が再燃し、寅さんのSNSに参加し、
ますます燃え上がり、そのSNS仲間で小さなしかし世界最高の寅さんSNSを結成。全国のロケ地を追うロケ地派と本編の良さを追求する本編派に別れてはいますが寅さんに対する愛情はみんな同じです。

私自身 仕事や私生活のストレスを忘れさせる良薬として、4年ぐらい前から
寅さんを毎日たとえ数分でも見続けています。
寅さんを見ながら眠りにつくのは至福の時ですし、SNSのメンバーとあって
ロケ地を歩いたり、寅さんをみんなで見る事は、私の人生において欠かせないものになっております。


俺の人生寅さんだな

小渕幸年 さま (50代~ ) 関東 在住

全シリーズ見ました。
日本の良さを感じます


子供の時に見た寅さん

ヨシヒロ多摩さま (50代~ ) 関東 在住

怖そうな おじさんが、どっかと椅子にすわって、家の人たちに向かって怒鳴っている。
そばに立っている若い女の人に おじさんは、歌をうたえと命令し、女の人は涙声で『かあさんの歌』を歌い始める。

今から40年くらい前、10歳くらいの時にテレビで見た光景です。
このシーン以外も その時に放送されたはずですが憶えていません。
ぼんやりとした記憶ながらも この場面だけを憶えているのです。
心に焼き付くような強烈さがあったのでしょう。
そのためか「寅さんは怖い人」という印象を私は持ってしまい、小学生の頃は『男はつらいよ』シリーズが苦手でした。

中学三年の時に家族で映画を観に出かけ、公開中の『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』を観ました。
この時には、寅さん映画は苦手だ、などという意識はなかったので、私の“寅さん恐怖症”も すっかり消えていたようです。

『男はつらいよ 寅次郎恋歌』の、酒に酔った寅さんが さくらに歌をうたわせるところは、いま観ても、シリアス一色の場面だなと思います。
『柴又慕情』の「貸間有り」騒動や、『寅次郎忘れな草』の「ピアノ」騒動では、寅さんは猛烈に怒りはするものの、その言葉には どことなく喜劇っぽい匂いがありますが、『寅次郎恋歌』の このシーンでは、そういうのが感じられません。
店を出て行く時に、震えるような小さな声で寅さんが言う「さくら、すまなかったな。おいちゃんたちに謝ってくれよ」が やるせないです。

寅さんを見たいと思った時に『男はつらいよ 寅次郎恋歌』を選ぶことが よくあります。
このシーンがあるからかもしれません。


ぼくは「寅さんになる!」といっちゃった

穴田丘呼さま (50代~ ) 関西 在住

高校も3年。工業高校だったぼくたちは働くことが約束されていた。大学進学する人も少しはいたが、ほとんどが就職希望だった。
そんな中でぼくたちは将来何になる? という話題でもちきりになった。また、21世紀にはどんな人になっているだろうとも。それには職業という物を選ばなくてはならない。色んな発言がそこでは聞かれた。兎に角、ぼくらは会社などに働くことになるのだ。

その中でぼくだけが「寅さんになる!」といってしまった。半分冗談のつもりで…。だが蓋を開ければぼくは寅さんになってしまっていた。フラフラと定職を持たず、転職に転職を重ね現在がある。女性関係も寅さんのそれ。惚れてはふられの繰り返し。定職を持たないので恋愛も成熟しない。ある時、同窓会の席で「寅さんになる! て言わなければ良かった」と述べたぼくであった。本当に寅さんになっちまった。現在、無職である。もちろん女房も子供もいない。寅さんのテーマソングが聴こえてきそうだ。


私は寅さん

なかむらしんじさま (50代~ ) 関西 在住

おそらく、多くの方とは全く違う≪私と寅さん≫になります。
ボクは子供のころから寅さんは好きで、テレビで放映されれば喜んでみていました。
自分で映画館に通うようになったのは、都はるみさんのあたりからだと思います。
その後はほぼ毎回リアルタイムで見ていましたが、
満男君の恋物語が入るようになってからは、通っていないような。。。
この間のボクにとっての『男はつらいよ』は、
いい映画、ノスタルジックに浸れる映画、でした。
それまでに、周りから「お前は寅さんみたいだ」と言われても、
放浪癖のある自由気ままな自分に対するあこがれも含めた言葉と受け取り、
いい気になっていましたが、
去年でしたか、いや、一昨年でしたか、
DVDが特別企画で手に入りやすくなった時期がありました。
その時に、少しずつ古いものから購入させていただき、
子供のころに見た記憶のあるものも、あらためて見てみたわけです。
本当にオレは寅さんだ。と、思いました。
女性に対するスタンスもそうですが、
これはある意味、ヨシッとしているところがありまして、うれしくもあるのですが、
生き方ですね。
はじめのころの作品を見ていると、分かりやすい。
博に説教されてます。
時代が下ってきますと、博は憧れ的な思いを口にしますが、
初期のものは、くっきりと説教してる。
自分の無責任さを反省させられる映画となりました。
そういえば、古い友人からこんなことを言われたことがありました。
「お前は言ってみりゃ寅さんみたいなもんだ、
 他人として見てりゃおもしろいが、身内にしてみたら困ったもんだぞ!」
この言葉が、今になって、やっと、
本当の意味で理解できたというのが
生まれて半世紀を過ぎた今の自分の正直な心境なのです。
≪寅さん≫
それは、自分を見ているようで恥ずかしくもあり、
また、安心して見ていられる心地良い映画です。


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